wish.comでマルチメータ(KKM126)購入
ホビーで電子工作をするのに昔秋月電子で購入した小型テスターをずっと使ってきたが、最近さすがにもう少しいいテスターが使いたいと思ってきたので、wish.comというサイトでマルチメータを買ってみた。
買ったのはメーカがKKMOONという未明メーカー(ではあるが無論中国のメーカー)でKKM126という6000カウントの小型の白黒マルチメータ。カラーのKKM128もあるが周波数が図れる以外の機能違いがなかったようなので、安い方を選択。他にもメーカ違いで似たようなマルチメータが販売されているので、OEMの気がする。
送料が\984なので、トータル\2665ほど。paypalで支払い。
wish.comで買うのが今回始めてなので、まあいいか、とその場でポチしてしまったが、実はwish.comよりもaliexpressで買ったほうが安い($18~$20)ことに後で気づく。
発注から約一ヶ月後にご到着。
開封すると、本体とストラップが同封。
裏は電池フタ(単4×2)がネジ止め。
電池を入れて、検品開始。一番左の赤い部分(指の静電容量で認識)を3秒ほど触れていると電源が入る。
まずは47Ω±5%の抵抗を計測。46.6Ωほど。いきなりピーと鳴り出した。説明書によると50Ω以下で導通チェック音がなるようだ。本体内の温度計測?も表示される。温度をちゃんと測りたいのならプローブを熱電対に交換できるタイプのテスタのほうがいいのだが、これにはそうゆう機能はないし、自分もしばらくその用途はない。
赤い部分をポチポチ押すと、抵抗計測、DC計測、AC計測、ダイオード計測、キャパシタ計測の順に切り替わる。押しボタンとは違い、すばやく押しても反応しない。0.5~1秒の長押しでモードが切り替わるようで、少々慣れが必要に思えた。
DC計測に切り替えてテスト電源5Vを計測。プローブを当ててから、1秒くらいで計測値確定。世の中もっと高速なものもあると思うが、昔会社で使用していたフルークのデジタルテスタの計測時間と感覚的にかわらなかったので、よい印象。
次に12Vを計測しながら、電源ボタンの隣のボタンを3秒長押し。するとバックライトが点灯。ずっと点灯しているわけではなく、10秒ほどで消灯する。短めのボタン押しで、測定値のホールドも可能。
次にダイオード計測を赤LEDでチェック。1.689Vという赤LEDのダイオードらしい計測値。
さらに右のライトぽいボタンを押すと、背面のLEDが点灯。輝度があまりないので、おまけ程度の機能。バックライトのほうが明るい。
一番右のボタンを押すと、EF(electric field)の略がディスプレイに表示される。活電状態の機器に非接触で近づけるとディスプレイに「ー」が増えて強度を教えてくれる。
テスト電源に試しにテスタを近づけてみると、アラームが鳴る。どこで使えるかは少々疑問。
テスタとしての基本機能とスマホみたいなサイズ感と重量(電池込で120gぐらい)は概ね満足。ディスプレイも大きいので、計測値の読みも楽になった。使わなそうな機能もあるが、それはそれとして。
ただ、自立させるためのスタンドがないところのは欠点か。ディスプレイに視野角があるので、見る方向によってはよく見えなくなる。これに向いたスタンドを買うか、DIYで作るか考え中。
これから使ってうちに気になる点も出てくるかもしれないが、ホビー用途なのでしばらくはこれにお世話になろうと思う。
※ 校正できないので精度の点ではあまり意味はないが、Web上にスペックについての説明がなかったので、説明書に記載していたDC/AC計測、抵抗計測、キャパシタ計測の精度と分解能を掲載。